写真には、カメラを持つ人のすべてが表れる。

人間の目と、カメラで映す写真は同じである。その理由とは?

世界はレンズを待っている。身近なものを写す自分の趣味を写真に撮っている、という人も多いでしょう。山歩きや旅行にカメラは欠かせないし、ガーデニングに情熱を燃やしている人なら、自分のデザインした庭に四季折々に咲かせた花の写真を撮るのに夢中かもしれません。盆栽好きの人なら、手塩にかけた一鉢一鉢を撮るばかりでなく、友人の作品や、自然の中の老木や名木を撮っておき、作品の参考にしているかもしれません。汽車や電車のマニアの中には、趣味の域を通り越し、すでに立派な鉄道写真家といってもいいような人もいます。

筆者の友人に、土曜日の夜に写真教室の講師として、写真の基礎から実技まで教えているカメラマンがいますが、生徒のほとんどはOLなど昼間の職業を持った女性だそうです。彼女たちの目的は明快で、ガーデニングをしてるから「花」、演劇が好きだから「舞台写真」、ひいきのロックミュージシャンの「ライブ」、自作の「料理」と、自分の興味の対象と直結する写真の撮り方を勉強したいという人が、70パーセント以上を占めているそうです。

このように、自分の趣味を写真に撮りたいと考えている人には、頭の中にすでに理想の映像があるわけで、あとは、どうしたら実際にその映像をフィルムに焼き付けることができるか、その具体的な技術が知りたいのです。ところが、ひととおり写真の撮り方が身につくと、趣味の証拠写真を撮るだけではあきたりない、せっかく身につけた技術をもっと活用したい、と思うのが人情です。しかし、では何を撮ろうかとなると、おいそれと思い浮かんできません。


それは、もしかしたらあなたかもしれません。悪条件こそチャンス。庭の樹木は、居ながらにして四季を知らせてくれます。春に厚い茶色の殻から顔を出した薄緑の小さな木の芽は、しだいに強さを増す日光に育てられ、夏には濃い緑の自信に満ちあふれた姿となり、秋が深まると衣裳の色を紅や黄色に変え、やがて地上に舞い落ちます。カメラで庭の落葉樹の移ろいを追っていた人も、たいていはここまででしょう。

あとはせいぜい、雪帽子をかぶった枝を撮るくらいではないでしょうか。もちろん、これだけでも四季を伝えるには十分ですが、そこからさらに一歩進めて面白さを発見した人がいます。木枯らしが枝先から葉をふるい落としたあとの、枝に残った葉痕です。

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